Gコードを知ろう

T24M06
G00Z500. 
X12.5Y-30.0
Z87.
G01Z129.
Y130.
G00Z500.

Gコードプログラムは工作機械の動作をアルファベッと数字の組み合わせで指令する、わかりやすいプログラミング言語です。
NCプログラムあるいは NC データと呼ばれることもあります。
Gコードプログラムでドリルやエンドミルのような切削工具を工作機械の上で移動させて材料を切削加工できます。

プログラム作成の前に、 工作機械と切削工具について勉強しておきましょう。

座標を理解する

通常座標軸は、横方向の座標軸(X軸)と縦方向の座標軸(Y軸)が直交で交わります。2つの座標軸が交わる点が「原点」です。

掘り下げる(Z軸)も使いますが、まずはX軸とY軸を理解しましょう。

原点(0)から右方向(X軸)上方向(Y軸)がプラス方向、原点から左方向(X軸)下方向(Y軸)がマイナス方向です。

原点から遠ざかるほど数値が大きくなります。

数値の入力

座標の入力は必ず小数点を付けて入力します。

これは工作機械メーカーにより単位が異なるためで(1/1000mm)単位のメーカーでは、「300」と入力すると0.3mmと解釈されます。

小数点を付ければ、工作機械メーカーに依存しない共通の解釈になり、「300.」と入力すると300mmと解釈されます。

座標値以外の入力は小数点なしで入力します

番号、回転数、移動速度などが該当します。

G-codeで初めに覚えよう

最も重要なコマンドは、削る位置を示すGコマンドです。

G01 X300. Y100. のように記述します。X軸の300. Y軸の100. に移動することを意味します。

移動する速度を指定するFコマンドを付けて G01 X300. Y100. F800のように記述します。

他にもたくさんコマンドが存在しますが、レッスンを通して覚えていきましょう。