タッピングサイクルとは、NC工作機械における加工サイクルの一つで、タッピング加工と呼ばれるねじ穴を切る機能です。
主軸を正回転させて切込み、穴底で逆転し逃げることにより、ねじ穴を作ります。
G84X_Y_Z_R_Q_P_F_K_
使用例
| Y座標 | Gコード | K |
|---|---|---|
| 25 | G90 G98G84X30.Y25.Z40.R55.P1000 X60. X90. X120. | 1 |
| 50 | G91 G98G84X30.Y0.Z-15.R-45.P1000K4 | 4 |
| 75 | G91 G99G84X30.Y0.Z-15.R-45.P1000K4 | 4 |
Y25の穴はアブソリュート指定で、X30, X60, X90, X120と指定します。
Y50の穴はインクリメンタル指定で、X30間隔でK4と４回繰り返しを指定します。
Y75の穴はY50と同じですが、G99指定で戻りをR点と指定します。